奥さんが友人の誕生日にと、パンを焼いたとのこと
普段付き合う人だから、高価な品物より、その人が遠慮なく受け取ってくれて喜んでくれるようにと
何時間もかけて焼いたそう
自分も決して楽ではない作業をして、でもあれこれ相手を気遣って、そうしようと思ったらしい
自分の記憶をさかのぼっても、手間ひまかけてそうした贈り物をもらった覚えというのは皆無かもしれない
高価なモノ、流行りのモノ、本当に取るに足らないモノ
贈り手の気持ちは贈り物によってその質が変わるものではないけれど、他人のために時間をかけるというのは
本当に心がこもったものになるのではないか
個人的にはそう思う
身内贔屓かもしれないけれど、相当の年月を経たパン作りの腕前は...かなりのもの
そこらへんで買ってくるパンよりも遥かに美味しい!
自分は詳しくはないけれど、パンのスクールにも方針の違いでかなり程度の差というものがあるらしい
短期間で師範級の免状をあたかも金で買わせてくれるようなスクール、そうでないスクール
奥さんは後者のスクール出身のせいか、キャリアに相応しいパンを焼けるよう
パンブログなるものを見て、この人はどこの出身者か一目で分かるらしいとのことだから、恐れ入る…
いずれにせよ、夫として、奥さんには他人に対して優しい気持ちをこれからもずっと持ち続けていて欲しい
そして、そんな奥さんを誇りに思う