GWの最終日、借りた畑での農作業初日を迎えた
目標は苗の植え付け、種まきをして、夏に収穫予定の作物全てを終えること
そんな予定だったはずが、現実はそんなに甘くなかった
土起こしから始めて畝を作りと手順がどうも頭にすんなり入ってこないため、作業が遅々として進まず
目標の5分の1も達せずに、あいにくの雨でやむなく途中撤収
頭を整理したうえで、来週に宿題として持ち越しと相成った
鍬の扱いもどこかぎこちなく夫婦揃って苦笑い
ま、土をいじりながらそんな時間も楽しいかと反省交えつつ、愉快な気持ちで帰路についた
土を掘り起こしていたら、カブトムシの幼虫に出くわした
正直、最後に見たのがいつだったのか記憶にない。きっと子供の頃まで遡る必要があるかもしれない
有機農法をテーマにしている農園だけあり、手短な講習の中で化学肥料、農薬についてのレクチャーを受けた
知識として化学肥料、農薬のメリット、デメリットは元々理解はしているけれど、やはり日常生活を送る中で
それらを意識することはほとんどない
だから、カブトムシの幼虫を手にとって眺めた時に、懐かしさと嬉しさとほっとしたような気分になった
割り当てられた小さな区画の畑でのまるでおママゴトのような農作業でも、自らの手で農作物を作ってみることで、
大袈裟だけれど自然のチカラを少しでも感じられるこの時間をこれからも大切にしたいと思った